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ヴェルナカスとブーロル タヴィ・ドロミオ 著 土曜の午後、表情を悲しみに曇らせたハルガードがキングズ・ハムへと入って来た。彼がグリーフのジョッキを1杯注文すると、彼の友人であるガラズとシオマーラとがとても心配した様子で彼の元へと近寄ってきた。 「どうしたんだ、ハルガード?」と、シオマーラが聞いた。「いつもより遅いじゃないか。それになんだか悲しい空気をひきずってるぜ。金でも落としたか? それか親戚、奥さんでも死んだか?」 「お金を落としたんじゃない」ハルガードは顔をしかめて言った。「俺のいとこのアリオッチが死んだんだが、その時甥っ子が言った一言が『年だからしかたないですよ』だとさ。アリオッチは俺よりも10才も下だったんだぞ」 「なるほど、そいつはひどいな。だがな、自分の番がいつくるかわからないからこそ、余生を楽しむ重要性に気づけたんじゃないか」と、ガラズが言った。彼は煙のたちこめるこの狭い飲み屋の同じ席に何時間もずっと座っていた。彼は自分の置かれた状況を呪うような人物ではなかった。 「人生は短い、その通りだな」と、シオマーラも賛成した。「だが、ちょっと感傷的な事を言わせてもらえば、自分が死んだ後に起こる出来事なんか誰も知らないんだ。もしかしたら慰めのようなものが起こるかもしれんな。例えば、ヴェルナカスとブーロルの話はしたかな?」 「いや、聞いてないと思う」と、ハルガードは答えた。 「ヴェルナカスはデイドラだ(と言ってシオマーラはフリンの雫を数滴、暖炉の方に飛ばし、雰囲気を作った)。これはずっと昔の話なんだが、ヴェルナカスは現存していると言えるだろう。不死のデイドラに時間なんてものは関係ないからな」 「事実、不死の概念というものは──」と、ガラズが口を挟んだ。 「我が友人を元気づける話をしてやろうというのに」とシオマーラは唸った。「お前さんが無神経なことをすれば、夜を徹しても話し終えられやしないじゃないか」 (シオマーラは差し当たっては不死の概念に触れることは諦めた)お前さんたちはその強力な力や名声にもかかわらず、ヴェルナカスのことを知らないだろう。確かに当時は基準が高かったのか、彼は弱々しいものとみなされていた。当然、彼は尊敬を得られない状況に怒り、下位のデイドラならではの反応を示した。残忍で凶暴になったのだ。 とてつもない恐怖がコロヴィア西部の村々に一気に広まった。家族は皆殺しにあい、城は破壊され、果樹園や田畑には火が放たれ、その後その地には二度と作物が育たなくなってしまった。 村人にとってさらに悪いことに、ヴェルナカスがオブリビオンから旧きライバルを迎えた。彼女はホラヴァサという誘惑のデイドラで、彼女はヴェルナカスをからかい、どれほど怒らせられるかを見ていた。 「あんた、村を1つ押し流したんだって? そりゃ、すごいわね」と言って彼女はあざ笑った。「大陸を崩して見せたら、今よりちょっとだけ注目されるかもよ」 ヴェルナカスは猛烈に怒った。その怒りはタムリエル全土を破壊するまでには至らなかったのだが、かといって、彼自身そうしたくないわけでもなかった。 この怒れるデイドラに対抗しうる英雄が必要であった。幸運にも1人いたのである。 彼の名前はブーロル、キナレスの祝福を受けた者だと言われていた。彼は狙った獲物は必ず射止めてしまう、人間離れの技を持っていた。彼は小さい頃、射撃の師匠たちを何度もイライラさせた。彼らはブーロルに足の置き方、石弓のつがえかた、弦の正しい握りかたなど、最も正しい射撃のやり方を教えた。しかし彼はルールを無視した。それでもなぜか、矢は必ず風に乗って、的一直線に飛んでいく。的が動いてようが止まっていようが関係なく、近かろうが何マイルも離れてようが、狙った的は必ず射止めた。 ブーロルの元へ村長の1人が助けを求めに来て、彼はそれに応じた。残念なことに、彼は弓矢の名手ではあったが、馬ののりこなしはさほど上手ではなかった。森を抜けて、その村長の村、エヴンサコンへ向かった頃には、ヴェルナカスがすでに村人全員を皆殺しにしていた。ホラヴァサはそれを見て、あくびをこらえながら言った。 「小さな村の村長1人殺すぐらいで有名になんてなれないわよ。わかってるわよね。あんたに必要なのは強い相手を倒すことよ。イスグラモルとかペリナル・ホワイトストレークとか──」と彼女は森から現れた人物をじっと見つめ、「あいつとかね!」と言った。 「誰だ?」ヴェルナカスはブルブルとふるえる村長の体にかみつきながら唸った。 「タムリエルの弓矢の名手よ。絶対に的を外さないの」 ブーロルは弓を構え、デイドラを狙っていた。ヴェルナカスは笑い出しそうになった。なぜならブーロルは真っ直ぐ狙いをつけていなかったからである。しかし、彼は研ぎ澄まされた自己防衛の本能を持っていた。自信ありげなこの男からただよう何かが、ホラヴァサが嘘をついていないことを信じさせた。石弓が放たれた瞬間、ヴェルナカスは火の海の中へと姿を消した。 矢は木に刺さっていた。ブーロルは立ちすくし、矢をじっと見つめた。彼は的を外したのだ。 オブリビオンで、ヴェルナカスは怒っていた。あんな不死でもない人間から逃げ出すとは── 末端の悪党でさえここまで臆病ではない。彼は自分自身の弱さと、自分が臆病な生き物である、ということを露呈してしまった。この状況をなんとかすべく策を練った彼は、デイドラの王子の中でもっとも恐ろしいとされるモラグ・バルの前へひざまづいた。 「ヴェルナカス、私はお前のことなど考えたことはなかったが」と、巨人は大声で言った。「お前は自身の価値を十二分に証明したのだ。お前はデイドラが神に祝福されたものより強力であることを、ムンダスの造りし者たちに示したのだ」 オブリビオンの他の住人たちは(いつものことだが)モラグ・バルの見地に賛成の意を表明した。結局のところ、デイドラは常に、限りある命の者の手で負かされるのを気にしすぎるきらいがある。ヴェルナカスは「玉虫色の獣」、「追跡不可能な者」、「触れられない男」、「キナレスの死」などと讃えられた。モロウウィンドやスカイリムの僻地に彼を崇める神殿が建てられた。 一方ではブーロルの離れ業の欠点が露呈され、二度と村の救助に呼ばれることはなかった。彼は狙いを外したことにひどく傷つき、隠遁者となり、弓を構えることもなくなった。数ヶ月後、彼はひっそりと誰からも思い出されぬままに死んだ。 「この話で本当に俺を勇気付けられるとでも?」とハルガードはあっけにとられて聞いた。「まだ虫の王マニマルコの話を聞いた時のほうが元気になったよ」 「待った。まだ話は終わってない」と言ってシオマーラは笑った。 一年の時を経て、ヴェルナカスは自分の伝説が育ち、生まれたての信仰が彼の住処、オブリビオンから広がっていくさまに満足していた。彼の臆病さには磨きがかかり、さらなる残虐な怒りに身をゆだねるようになり、とても怠惰な生き物と化していた。彼の崇拝者たちは自分たちの崇める主の物語を語った。千もの弓の使い手から放たれた矢をすべて回避した、海の中を濡れずに渡った、いくら彼でもそれはないだろうというような逸話まで。ブーロルから退却した時の本当の話はありがたいことに忘れ去られていた。 ホラヴァサが、多少色をつけた悪い知らせを彼に告げにきた。ヴェルナカスは自分の伸び行く評判に彼女が嫉妬していると喜んでいたので、ホラヴァサは冷ややかな笑みをうかべて話した。「あなたの神殿が襲われているわよ」 「誰がそんなことを?」彼は唸った。 「野の近くを通るもの全員よ。石を投げずにはいられないと感じるのね」とホラヴァサはうれしそうに言った。「皆を責めることはできないわ。神殿は『触れられない男』を象徴しているのだから。そんな的があったら誰が抵抗できるかしら?」 ヴェルナカスはベールをめくり上げ、ムンダスの世界を眺めた。その知らせは本当であった。コロヴィア西部にある彼の神殿の1つを傭兵の大軍が囲み、石を投げつけては喜んでいたのだ。ヴェルナカスの崇拝者たちは神殿の中に身を潜め、奇跡が起こることを祈っていた。 瞬時に、ヴェルナカスは傭兵の前に姿を現した。彼の怒りは今にも爆発しそうであった。しかしヴェルナカスが1人に手をかけるひまもなく、傭兵たちはさっと森の中へと逃げ込んだ。彼の崇拝者たちは木のドアを開け、喜びと恐れを感じ、ひざまづいた。その時、小石が1つヴェルナカスに当たった。 そしてまた1つ。ヴェルナカスは振り返って襲撃者の姿を探そうとした。その時石つぶてが雨あられと飛んできた。 ヴェルナカスは傭兵たちの姿を見つけられなかった。しかし森の中から彼らの笑い声が聞こえてきた。「よけようともできなかった!」 「百発百中だ!」別のバカ笑いが起こった。 屈辱の唸りを上げ、猛襲を背にデイドラは神殿へと逃げ込んだ。背後のドアに石が当たり、彼の背中にドアがぶつかった。彼の顔は怒りと羞恥にゆがみ、つづいて苦痛の表情へと変わった。彼は震えながら後ろを振り向き、身を隠していた崇拝者たちを見た。彼らの信心はくだけちっていた。 「この神殿を建てる木材はどこで手に入れたのだ?」ヴェルナカスはうめくような声で聞いた。 「ほとんどはエヴンサコン村の近くにあった廃材です」と言って、高僧は肩をすくめた。 ヴェルナカスはうなずいた。彼は前に倒れ、その背中には深い傷があった。ドアの木目に埋まっていた錆びた矢じりが石に当たってはずれ、彼の背中に突き刺さったのであった。デイドラは舞い上がる埃となって消えた。 それからすぐに神殿は打ち捨てられ、ヴェルナカスは完全に忘れ去られる前に「限界と無能の守護霊」としてつかの間復活した。ブーロルの伝説はあまり知られるところとはならなかったが、こうして今も語り継がれている。私のような者にだ。そして私たちは弓矢の名手自身、死後知りえなかったこと── 彼の最後に放った矢はちゃんと的を射たこと── を知ることができたんだよ。 デイドラの神像関連 小説・物語 緑3
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豚の子供たち ティストン・ベイン 著 たとえダゴス・ウルの山の最も高齢なダークエルフであっても、太古の孤高の賢者その人であっても、オークたちがタムリエルを蝕んでいなかった時代を記憶してはいないであろう。オークを生み出したのがオブリビオンのどの汚らわしいデイドラなのかは定かではないが、タムリエルの文明を有する諸種族にとって醜悪なオークほど脅威であり続ける存在はいないのではないだろうか。 オークは幸い他の人型種族とは区別がしやすく、身長が40ペルタン、体重が1500アンゲイド程度となるその体格、その豚のような凶暴そうな風貌、そしてその体臭が特徴的である。オークは常に攻撃的で、おぞましいほど不道徳で、教養は愚者にも劣り、不潔この上無い。タムリエルの文明を有する諸種族が遥か昔にこの地からオークを一掃してしまっていて然るべきではあるものの、オークはその凶暴性、動物的な機転、そして同族に対する奇妙なまでの忠誠心ゆえ、汚れた池にヒルがいるがごとく、この世にしぶとく存続している。 オークの蛮行については書き記された記録以前から伝えられているが、ジャスティアガが第一紀950年に記した、ダイアグナ一党が「邪悪なオークたちを汚らわしくも堅牢なオルシニウムに押しとどめておき、いずれ浄化の炎で焼くために」ダガーフォールとセンチネルの軍に加わったという記述を読むと、読者がオークの野蛮さを知っていることを前提に書いているのがわかる。三十年後、ガイデン・シンジを含む多くの英雄の犠牲の上に攻城戦がようやく集結し、オルシニウムの破壊により生き残ったオークたちがロスガリアン山脈中に散らばると、彼女は「太古からの邪悪な敵が散り散りになったことで、自由の民たちは大いに喜んだ」と記している。オークたちがイリアック湾周辺の地域に対し、遅くとも第一紀初期以来脅威となり続けていたのは自明である。 民族・風習・言語 茶1
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2920 黄昏の月(11巻) 第一紀 最後の年 カルロヴァック・タウンウェイ 著 2920年 黄昏の月2日 テル・アルーン (モロウウィンド) 「男が一人謁見に来ております」と、衛兵が夜母に声をかけた。「帝都軍の要塞が置かれたギデオン地方ブラック・マーシュから来たコスリンギー族のズーク卿と申しております。信任状もあるそうです」 夜母は不快な表情を浮かべ、「私が会いたいと思える人物ですか?」 「帝都にいらした女帝の手紙を預かっているというのです」 「まったく忙しいというのに……」と、夜母は笑みをたたえながらも、すばやく手を打ち鳴らし、「お通しして」と告げた。 ズークは謁見室に通された。唯一露出している顔や手は、金属的に光る肌をのぞかせ、暖炉の炎や外の嵐の夜の稲妻を反射させた。夜母は、ズークの目に映っている自分の穏やかで美しい、恐怖をかきたてるような姿に気付いた。ズークは物言わず、ただ女帝から預かった手紙を手渡した。夜母はグラスにワインを注ぎ、手紙を読み始めた。 夜母は読み終えた手紙を折りたたみながらこう言った。「今年の頭に、モロウウィンドのデュークからも皇帝の暗殺計画を持ちかけられました。今となってはその報酬も海の底に沈んでしまいましたが。これ以上のやっかいごとは御免こうむりたいの。ただでさえ、宮廷に手下をまわすのが大変だったのですから。そもそもお金はちゃんとご用意できて? 死者からお金をせびるわけにもいかないですからね」 「用意できております」と、ズークは率直に答えた。「外に待たせてある馬車の中にあります」 「では、それをここへお持ちくだされば、すべてが丸く収まります」と、夜母は笑って答えた。「皇帝は今年の暮れには命を落とすことになるでしょう。お金はアパラディスに渡してから帰っておくれ。それとも、ご一緒にワインでもいかが?」 ズークは夜母の申し出を丁重に断り、謁見室をあとにした。部屋を出た際、ミラモールが闇色のタペストリーから音もなくすっと出てきた。夜母はミラモールにワインを勧め、彼はグラスを受け取った。 「あの男のことはよく知っております」と、ミラモールは慎重に答えた。「だが、亡き女帝に仕えていたとは知らなかった」 「よければあなたの考えを聞かせて頂戴」と、夜母は言った。ミラモールが断らないことを知っていたのである。 「私の優秀ぶりをお見せいたしましょう。皇帝が独りになれば間違いなく、息子と同様に世から消してみせましょう。私は身を隠すこともできます。先ほど、タペストリーの後ろから物音立てずに現れたことをご覧いただけましたかと思います」 夜母は微笑んだ。 「あたなたがダガーの一つでも使いこなせたら、ボドラムで殺してみせるでしょう」と、夜母はミラモールにこれからの暗殺の手順を説明したのであった。 2920年 黄昏の月3日 モーンホールド (モロウウィンド) デュークは窓の外をじっと眺めていた。四日目の早朝。窓は赤い霧にすっぽり覆われて、稲妻の閃光が走っていた。通りには吹き荒れる風が巻きおこり、城の旗を強くなびかせ、家々の窓を固く閉じさせた。何か不吉な事が起こりそうな予感であった。彼自身、学識はそれほど高くはなかったが、彼の家臣も同様に、これから何か悪いことが起こりそうな気配を感じていた。 「伝令はいつ届くのだ?」と、デュークは城主に向かってうなるように言った。 「ヴィヴェック様は皇帝と協定交渉のため、遥か北の方へいらっしゃるのです」と、城主は恐怖におびえながら言った。「アルマレクシア様とソーサ・シル様はネクロムにいらっしゃいます。数日内には連絡をつけられると思われます。」 デュークは頷いた。確かに伝令が到着するのも速いだろうが、それよりもオブリビオンの手の方が速いことを知っていたのだった。 2920年 黄昏の月6日 ボドラム (モロウウィンド) 松明の火の光が霧のような雪に反射し、まるでそこは別世界のようであった。双方のテントから出てきた兵士たちが、大きなかがり火のまわりに集まった。冬の寒さは、敵対する者たちでさえも固く寄り添わさせるが、一方で帝都の言葉を話せる少数のダンマーとの暖を奪い合う戦いの場となることもあった。そんなかがり火へ、美しいレッドガードの娘が同じく暖を取ろうと雪の中を歩いてくるも、すぐさま協定交渉が行なわれているテントに引っ込んでいった。そして、双方の兵士たちの目線は、娘の入っていったテントに釘付けとなった。 皇帝レマン三世はこの交渉をすぐさま切り上げたかった。ひと月前の彼であったならば、ヴィヴェック率いる軍隊には負けたものの、うまくおさまったとして喜んでいたかもしれないが、思いのほかこの場所で起こった悪夢がまざまざと蘇ってきたのであった。ヴェルシデュ・シャイエの主張によると、川はその石によって元から赤いと言われているが、戦死した兵士の血によって赤く染まっているようにも見えるのであった。 「これで協定を結ぶ準備が整った」と、皇帝はコルダから熱いユエルの入ったグラスを受け取りながら言った。「しかし、ここは調印にはふさわしくない場所だ。この歴史に残る儀式は帝都の厳かな王宮で行なうべきだ。アルマレクシア、そしてウィザードも連れてくるがよい」 「ソーサ・シルです」と、ヴェルシデュ・シャイエは耳打ちした。 「時はいつ?」と、ヴィヴェックは辛抱強く問いただした。 「ちょうど本日より8ヶ月後に……」皇帝は笑顔をふりまきながら、ぎこちなく立ち上がった。「華やかな舞踏会を準備して祝おう。では、散歩に出掛けてくる。コルダ、この寒さで脚がひきつってしまったようだ。一緒に歩いてくれないか?」 「もちろん御供いたします、陛下」と、コルダは返答し、皇帝を支えながらテントの出口へと連れて行った。 「私も御供しましょうか、陛下?」と、ヴェルシデュ・シャイエは訪ねた。 「私もよろしいでしょうか?」と、最近新たに相談役として宮廷に招かれたセンチャルのドローゼル王も尋ねてきた。 「必要ない。すぐに戻る」と、皇帝はそう言って断った。 ミラモールは8ヶ月前と同じように林の中に身を潜めていた。前と違うのは地面が雪で覆われ、木々が氷と化しているところだ。ちょっと動くだけでも音がするのであった。ちょうどその時、かがり火を囲んだ2つの軍隊、モロウウィンド軍と帝都軍が歌う大音響の二部合唱が聞こえてこなければ、ミラモールは皇帝らのそばへとこっそり近づくことはできなかっただろう。氷できらめく木々に囲まれた崖の下で、皇帝とコルダとヴェルシデュの3人は、流れの凍りついた小河を眺めて立っていた。 ミラモールはそっとダガーを鞘から抜き出した。彼はやや自分の剣の腕前を誇張して夜母に話していた。実際、皇子の喉を掻き切れたのは皇子を襲う際、相手に臨戦態勢に入るすきをまったく与えなかったからであった。しかし、今回の相手は年老いた一人の男。この簡単な殺しに、どれほどの剣の腕が必要だというのだろうか? そして絶好のタイミングが訪れたのだった。森の奥深くで皇帝の側を歩いていたコルダが、奇妙な形をした氷柱を見つけ、駆け出していったのである。皇帝は笑みを浮かべながら、その場に残った。兵士たちの歌声の聞こえる崖の方を向き、暗殺者に背を見せた。ついに、その瞬間がやってきた。ミラモールは氷の地面に用心しながら、皇帝に近づき、攻撃した。だが、失敗した。 突如、背後から抱え込まれ喉に強い一撃を食らったのであった。ミラモールは声も出なかった。皇帝は依然として崖を見上げたままだった。林の中に引きずり込まれ、背中からバッサリと切り殺されたミラモールの存在などまったく気づかなかったのであった。 皇帝は連れの者と崖のキャンプ場に戻っていった。そして、吹き出す血が凍りついた地面の上で結晶になりゆくさまをミラモールはただ見ていただけだった。 2920年 黄昏の月12日 モーンホールド (モロウウィンド) モーンホールド城の中庭は、燃え盛る炎と化し、その火は沸き立つような雲を突き抜けていった。厚い煙が通りを駆け抜け、木や紙、燃えそうなものすべてを焼き尽くしていった。物陰に避難していた住人たちはコウモリに似た生き物たちに襲われ、追い立てられるように表に出たところを今度は軍隊の前へと現れることになった。モーンホールドの完全たる崩壊を唯一妨げていたのは、飛び散っていく濡れた血ぐらいであった。 メエルーンズ・デイゴンは崩れいく城を見つめながら、微笑んだ。 「これを見逃すところだったとは……」と、混乱する街中で声を轟かせて言った。「最高のショーだ」 彼は、赤黒い影の渦巻く空の中に針のように細い閃光のようなものを捉えた。光を発しているもとに目を追うと、街を見下ろす丘の上にいる男女二人の姿に辿り着いた。白いローブを身にまとったその男はすぐにソーサ・シルとわかった。なぜならソーサ・シルはここ最近オブリビオンの王子たちのところを駈けずり回っていたからだ。 「モーンホールドのデュークを探しているなら、残念だがここにはいない」と、メエルーンズ・デイゴンは笑って答えた。「だが、もしかしたら今度雨が降ったときには彼の破片に会えるかもしれないな」 「デイドラよ、貴方を殺すことはできません」と、アルマレクシアは決心したように言った。「だが、すぐに後悔することになるでしょう」 その生ける神2人とオブリビオンの王子との戦いの火蓋は、モーンホールドの廃墟の中、切って落とされた。 2920年 黄昏の月17日 テル・アルーン (モロウウィンド) 「夜母様」と、衛兵は声をかけた。「帝都の代理人様からご連絡が入っております」 夜母は書面を注意深く読んだ。計画は無事成功、ミラモールはまんまと捕まり、殺された。皇帝の警備は手薄となった。夜母は早速、返事をした。 2920年 黄昏の月18日 バルモラ (モロウウィンド) 表情の読めない顔つきのソーサ・シルは、宮廷前の大広間でヴィヴェックと挨拶を交わした。ボドラムでのテントでその戦いの知らせを聞いたヴィヴェックは、目にも留まらぬスピードでダゴス─ウルでの危険も顧みず、何マイルもの距離を駆け抜けていった。船を走らせる途中、南方の空に赤い雲が渦巻くのが見え、以前戦いが、それも昼夜問わず続いているのが見て取れた。ニーシスに着いた彼はソーサ・シルから送られた伝令を受け取ったが、そこにはバルモラに戻るよう書かれてあった。 「アルマレクシアはどこに?」 「奥へ……」と、弱りきった声でソーサ・シルは答えた。下顎には長く醜い切り傷が刻み込まれていた。「アルマレクシアは怪我を負ったが、メエルーンズ・デイゴンも当分の間オブリビオンから戻ってはこられないだろう」 アルマレクシアはシルクのベッドに横たわり、ヴィヴェックの治癒師から治療を受けていた。彼女の唇は石のように灰色に染まり、巻きつけられた包帯からは血がにじみ出ていた。ヴィヴェックは彼女の冷たい手を取った。アルマレクシアは口を動かしたが、言葉にならなかった。彼女は夢の中にいた。 炎が渦巻く嵐の中、彼女は再びメエルーンズ・デイゴンと戦っていた。夜空に飛び散る火花と崩れた城の黒い跡に囲まれていた。デイドラの爪が彼女の腹を深くえぐり、メエルーンズの首に手をかけ必死に抵抗するも、腹の傷口部分から体中の静脈へと毒が回っていった。地面へと叩きつけられながら彼女が目にしたのは、炎に飲まれたモーンホールド城ではなかった。帝都の王宮であった。 2920年 黄昏の月24日 シロディール (帝都) 冬の強風が街を駆け抜け、帝都の王宮にあるガラス製のドームの窓を打ち付けた。揺さぶられる灯りの光線は不思議な陰影を描いていた。 皇帝は大宴会の準備を、家臣たちに大声で指示していた。それは皇帝にとって、戦よりも好きな行事であった。ドローゼル王も先頭に立ち、演目の仕切りをしていた。皇帝は自ら献立に口を出すなどしていた。焼いたニブフィッシュの魚、かぼちゃのマロー、クリームスープ、バターで炒めたヘレラック、コッドスクラムそしてアスピックなどが並んだ。ヴェルシデュも意見を述べたが、それにしてもアカヴィルの味覚は非常に変わっていた。 陽が落ちると、コルダは皇帝の自室へ行き、皇帝と一夜を過ごした。 時は星霜の月へと続く。 物語(歴史小説) 茶3
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アイルズの警吏: シヴァリング・アイルズのゴールデン・セイント/ダーク・セデューサーの文化と歴史に関する専門書 アンドッチェ・マリール 著 著者注 本巻では、シヴァリング・アイルズの秩序の維持に務めている2つの種族について、既知の事実、疑わしい事実、うわさされている事実を集録し、分析しようとしている。決して権威をふりかざすことを目的としているわけではない; むしろ、これらの独特な生物をもっと理解しようという著者の側の個人的努力である。 君主への奉仕 ゴールデン・セイントとダーク・セデューサーの起源を調べることは、本作の範囲外である。彼らはデイドラであり、そのような根幹の存在は死ぬ運命に生まれた者には理解できない。すべてのデイドラは創造することができないという通説は、シェオゴラス閣下自身でさえこれらの種族の起源に関与していないということを意味している。しかし、狂気の王子に誰も推測できないような動機と力があることは注目に値する; 推測しようとしても、さらに混乱してしまうだけだろう。 それらが存在することを理解して知ることで十分である。しかし、この知識を越えてみると、確かにセイントとセデューサーがシェオゴラス閣下に仕えているのは気になる。あらゆる点から考えて、この忠誠は究極であり永遠であるが、その原因は不明である。彼ら自身がマッドゴッドに騙されて奉仕させられているなんてあり得るだろうか? そうでなければ、彼らは単に王国の最高権力と手を結んでいるだけなのだろうか? 過去の文学作品には、デイドラが保護してくれる者と安全な避難場所を見つけるために主人に仕えることを選択すると示してある。明らかにセイントとセデューサーはシヴァリング・アイルズにこれを持っている; 事実、彼らには彼らの種族以外入ることができない砦がある。彼らにはシェオゴラス閣下に仕える者の守護者としての役目があり、王国での権力を持っている。彼らは絶えず我らが君主の好意を得ようとして、逆らう者と、時には互いに戦う。それは、彼らがアイルズでの役目を得ようと望んでやっていることだとすれば、理にかなっている。 特徴と社会 「ゴールデン・セイント」の名を聞いてすぐに思い浮かべるイメージは、天使のような姿、優雅で慈悲深い姿である。ゴールデン・セイントが外見上はこのイメージを具現化しているのだが、その振る舞いが全く対照的だというのは皮肉である。セイントは高慢で、傲慢な種族で、気が短く、懲罰も無慈悲である。疑いなく、彼らがアイルズにいるすべての者を劣っていると考え、交流する際もこれを隠そうとしていない。 またダーク・セデューサーもその名に寸分たがわぬ外見をしている。彼らも王国中の誰よりも優れていると主張しているが、より寛容で、内省的な性質を持っているように見える。彼らは人間とのやりとりにおいてしばしば謙虚なところを見せ、「劣った種族」に対して寛容であることが知られている。 実際、「ゴールデン・セイント」と「ダーク・セデューサー」という言葉は第三者的立場で作られたものである。2つの集団はこれらの名前を認識し反応するが、彼らには彼ら独自の名前がある: それぞれ、オレアルとマズケンである。デイドラが単に劣った者がつける名前や称号に関心がないか、もしかすると名前を面白がっているだけという可能性はある。この件についてさらに調査する必要があるが、セイントとセデューサーは気軽には自分たちの個人情報を教えてはくれないため、やりづらい。 観察結果から他の情報が集められる。2つの集団はその社会構造において軍国主義的要素が強いということを容易に理解できる; 力と規律で社会的地位を決定されるのである。例えば、軍の司令官は部下から尊敬される。さらに観察してみると、2つ目の特徴が現れる: 両方の社会は事実上女が支配している。女がニュー・シェオスの衛兵を率いており、権力の最高の地位にいる。あからさまに中傷はしないが、男は明らかに優れている女に従属している。この慣習がどこで始まったのかは定かではないが、両種族の日常生活に完全に組み込まれてきている。 争いと征服 シヴァリング・アイルズの住人であれば、ゴールデン・セイントとダーク・セデューサーを怒らせるのは愚かであると断言できる。彼らは争いと戦争を生きがいにしており、服従しない者は誰でも皆すぐに処罰する。しかし、王国の衛兵が足りないほどの人数で活動するので、影響しそうにない場所に駐屯しているにもかかわらず、しばしば互いに戦闘に参加する。これが単に攻撃行動の表現手段にとどまらないという可能性はある; 2つの種族間で繰り返されてきた交戦は、シェオゴラス閣下に気に入られようとする努力なのかもしれない。もし一方が他方を打ち負かすことができれば、王国の支配を独占する優位性と資格の証明になる。シラルンの戦いは、両者が記憶を超えた時間のために解決する希望のないまま戦闘にくぎ付けになったという点で、特に興味深い。この戦闘は両者の技量を磨き、また他の場所に導かれる時に彼らを弱めるのに役に立つだろうか? もし争いが解決できないなら、なぜ彼らはシェオゴラス閣下に介入してもらい、解決してもらわないのだろうか? 宗教と儀式 ゴールデン・セイントとダーク・セデューサーの秘密の習慣について知る者はほとんどいない。彼らはその種族特有のこと、特に死というあまりない出来事で王国に戻るという不可解な行為に関することになると人目を避ける。 ゴールデン・セイントとダーク・セデューサーがデイドラと同じように殺せないというのは常識である。デイドラの憎悪はオブリビオンの闇に投げ戻され、王国に戻りもう一度具現化される。デイドラがオブリビオンの水から王国へ戻るのにかかる時間のうわさは、逸話的であり要領を得ない; この戻る過程は神秘に包まれたままである。大勢の行動様式や力にも基づくと、それぞれの種族の本拠地がこの過程の何らかの重要な役割を担っていると推測される。共有されている一節(例えば「鐘が鳴れば家に帰る」)は、単に隠喩であるというよりは、音が出来事の順序に何らかの役割を担っているということを示している。セイントとセデューサーに言及される鐘は実際に存在し、一種の神聖な遺物だろうと思う。これらの鐘、またはそれらが使われる過程についての情報を得ようとすると、異常な反抗に遭い、そのままになってしまっている。 ゴールデン・セイントとダーク・セデューサーに関するありとあらゆる情報、特に秘密の習慣や起源に関する情報は、まず著者の注目すべきところである。我々の知識の範囲が広がれば広がるほど、これらの人を引き付ける生物を理解できるようになってくる。 SI 生物学 緑1
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ワバジャック ちっちゃい子は、大人が見てないところで、永遠の闇の力をつかっちゃいけないって。そんなの知っているけどね。でもあの蒔種の月の5日、良く晴れた夜は大人はいらなかったんだ。欲しかったのは、デイドラの知識、学習、ゴム、そしてニス、あとハルメアス・モラだ。蒔種の月の5日はハルメアス・モラの夜だって僕に教えてくれたのは、いなかの図書館の下に住んでいた、幅の広い胸を持つきれいな男の人。それで、知識の書オグマ・インフィニウムが必要ならば、彼を召喚しなければならないんだ。ソリチュードの新しい王さまになったなら、どんな小さなことでも役に立つからね。 オブリビオンの王子を誘い出すには、普通だったら魔女集会か、魔術師ギルド、他には少なくとも一揃いの枕カバーとシーツが必要だって。図書館の男の人は、自分一人で儀式をやる方法を教えてくれたんだ。めちゃめちゃすごい嵐をまって、猫の毛を剃ればいいと彼が教えてくれたんだ。それ以外の儀式の手順は忘れちゃった。問題ないけどね。 誰かが来て、ハルメアス・モラだと僕は思った。でも何だかおかしいなと一つ思ったのは、本で読んだハルメアス・モラは大きくて太っていて、いくつもの目とかぎ爪を持つ怪物だって書いてあったのに、目の前の男の人はベストを着た銀行家のように見えたこと。それに、彼は自分のことをハルメアス・モラではなくシェオゴラスだって言い続けてたんだ。んでも僕はハルメアス・モラをうまく召喚できたことがうれしかったし、なんか変だなっということは気にしないことにしたんだ。彼は僕には難しいこと(多分大人の人でも理解力、経験、知識の域を超えていたと思う)をいくつかさせ、それから彼の使用人が、ワバジャックと呼ばれる何かを僕にくれたんだ。ワバジャック。ワバジャック。 ワバジャック。 ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。 たぶん、ワッバジャッキが知識の書なのかも。猫だけどコウモリで、ネズミなのに帽子、ブヨだったり、あれは、これと一緒だってわかったんだから、僕は賢くなったのかも。そうなんだよ、ドアにイノシシ、いびきとか床とか、うなり声だって胞子、お前のものは僕のものって。いろいろな仕組みがとてもはっきり分かっているんだから、僕は賢いんだ。なのになんで、他の人は僕の頭がおかしいと言い続けるのだろう? ワバジャック。ワバジャック。ワバジャック。 SI デイドラの神像関連 小説・物語 緑2
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バトルオブオブリビオン 収録作品:ブレイブリーセカンド エンドレイヤー[3DS] 作曲者:ryo 概要 本作に登場する敵勢力の首領「皇帝オブリビオン」戦で流れるBGM。PVでも使用された。 皇帝らしい高貴なるオルガンとチェンバロのイントロの後に、すぐさま息もつかせぬ激しいメロディーが待ち構えている。 Ryo氏によるとこのイントロは皇帝が登場するステンドグラスのシーンを強調づけるために、オルガンを使ったとのこと。 エレキギターとバックコーラスをメインに使用した曲だが、バックコーラスの1部分が前作のラストバトルと共通してる。 この曲はなんとゲームスタート直後に流れる。つまり初っ端から敵の大ボスである皇帝戦が始まってしまう。 突然に始まるこの怒涛の展開を、問答無用を突きつけるような激しいこの曲がより派手に飾り立ててくれる。 もちろんその後の皇帝との再戦はあるのだが、この最初の戦いに劣らぬほどの濃い演出が用意されているので、どれも印象深いものとなるであろう。 さらに本作のラストバトル曲のメドレーの1番最後にこのフレーズが使われている。文字通り本作の最初と最後の戦いを彩った音楽となった。 『ロードオブヴァーミリオンIII』でも原曲が収録されており、「ルクセンダルクの光の戦士」の称号を得るとこのBGMが使われる。 過去ランキング順位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 227位 みんなで決めるRPGバトルBGMランキングベスト100 387位 みんなで決める2015年の新曲ランキング 30位 サウンドトラック BRAVELY SECOND END LAYER Original Soundtrack
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評論・ザルクセスの神秘の書 第4巻 マンカー・キャモラン 著 ガートック 第4の鍵を持つ者は、それによりその心を知るべし。マンデックス・テレンはかつてドゥルーの専制君主によって各領地までが完全に支配されており、奴隷の海同士の国境戦争も起きた。彼らは古い時のトーテムの血族でありながら邪悪で、あざけりと冒とくの力に満ちていた。かつてこの世に生を受けた者の中で、ドゥルーの許容範囲を彼らほど逸脱していた者はいない。 私は魂をマグナ・ゲーに捧げ、楽園での喜びを口にする。彼らは密かに、消え去る成り上がり者の領地であるリグのはらわたに刃のメエルーンズを創造したからだ。彼らは様々な水域からやって来たが、それぞれのゲットはただ一つの目的を共有している。善の王子を策略にかけ、不揃いな草刈り跡で彼の肖像を回転させ、オブリビオンにおける最も貴重かつ希少なもの、すなわち希望を吹き込むことだ。 不死身となった私は楽園から詠唱する。盗賊を捕らえるメエルーンズ、聖餐のパンのメエルーンズ、天に向かった赤い腕のメエルーンズ! ヌマンティア! 自由! 修練僧たちよ、そういった時代が再び訪れるという考えを否定するな! メエルーンズはリグを倒し、その顔を打ち、19と9と9つの海がそれぞれ自由だと宣言した。そうして彼はシロディールの大蛇の王冠にひびを入れ、連邦を作ろうとしたのだ! 当時と同じように、近頃では何もかもが変化し、魔法の言葉ヌマンティアによって大暴動が持ち上がり、チメル・ガージグの塔を引き倒し、成り上がり者の神殿騎士団は虐殺され、上の中庭から下のくぼみへと落ちるしずくのように血が降り、そこでは何かに取りつかれたような顔をした奴隷たちが、鎖と歯を看守のもとへと届け、すべての希望は小競り合いに変わった。 閣下の暁は耳を傾けている! すべてのオルビスに自由を知らしめたまえ! メエルーンズは訪れた! 支配権などない。自由意志を守れ! 諸君の赤い軍団がリグから寒々とした奥地へと移動したことによって太陽は引き裂かれた。すべてのゲットに軍団が配備され、クーリは倒され、ジャフは倒され、ホルマギレは冷たい塩によって押しつぶされ、今後永久にホルを呼び続け、再び門の時代が訪れることになった。 苦境の中にあって、マルビオージは倒され、鎖の街は新たな骨の温かさに癒されて解放された。ガルグとモルガルグはある日、一晩のうちに一緒に倒され、再び門の時代が訪れることになった。 穴となったNRNに苦悩を、そしてそこに住むドゥルーであるヴェルメイのニモークには7つの呪いを! しかしそのために十字軍は我が神の創造物になり、ゲーに率いられたゲットは意志を貫き、自身の良心以外に束縛はなかった! オルビスの人々よ、諸君の地獄は崩れ去ったことを知るがいい。そして自由そのものであるヌマンティアを称えよ! 神話・宗教 紫1
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The Elder Scrolls IV オブリビオン - The Elder Scrolls IV:OBLIVION The Elder ScrollsIV オブリビオン - Xbox360 メーカー:スパイク 発売日 2007/7/26 公式サイト oblivion xbox360 Wiki 実績解除 テンプレ 家ゲRPG攻略板より (詳しいテンプレは コチラ を参考に) XBOX360及びPS3版The Elder Scrolls IV:OBLIVION(オブリビオン)用質問スレ 日本語版発売予定 (スパイクは神) XBOX360/PS3:発売中 このゲームの説明は、つぎのページをを見て下さい。 http //www37.atwiki.jp/oblivionxbox360/pages/31.html ■ wiki(攻略まとめサイト) 1・Unofficial Elder Scrolls Pages - Oblivion http //www.uesp.net/wiki/Oblivion Oblivion (スレでUESPとか英語wikiとか言われたらココ) 2・oblivion xbox360 Wiki ※携帯電話でもこのアドレスでアクセスできる http //www37.atwiki.jp/oblivionxbox360/ (単にwikiと言われたらたぶんココ。360wikiとも呼ばれる) ■お願い (質問をする前に) 1・【重要】質問する前に必ずテンプレ( 1-7付近)を読み、更にスレの中を検索しましょう。 よくある質問はこのスレのテンプレに書かれていますし、 このスレで誰かが同じ質問をしていることがよくあります。 検索できなければ 1から流し読みしましょう。 これを守らない人は、レスアンカーだけで回答されても怒らない。 2・【重要】質問したい内容を、相手が理解できるように書きましょう。 特にクエスト関係の質問では、クエスト名、現在地、どこまで進めていて、何で困っているかなど。 3・【重要】クエストの説明はちゃんと読みましょう。次にするべきことが書かれています。 説明を無視して行動すると、クエストが先に進まなくなることがあります。 なお、そのクエストを選択中のクエストにすると地図とコンパスに行先を示すマーカーが 表示されます。マーカーが出ないときはクエスト説明をヒントに探しましょう。 4・質問する前に、次のものにしっかり目を通しましょう。 A●説明書 ←基本的なゲーム説明が書かれています。 B●360wikiのFAQ ←ありがちな質問と答えが書かれています。 http //www37.atwiki.jp/oblivionxbox360/pages/13.html C●360wikiの検索機能 360wikiページ左側にある「ページ内検索」のところで、wiki全文が検索できます。 携帯電話でも検索ができます。(ページ最上部の「検」をクリック) 詳しい検索の仕方は、テンプレの続きをご覧下さい。 5・このスレのテンプレを読んでないと思われる人や、答えを教えてもらって当然だと思ってる人は、 まともなレスが返ってこなくても泣かない。 原則スレ立ては 950がお願い。出来なかったらすぐに知らせてね。 前スレ TES IV:OBLIVION オブリビオン 質問スレ41 http //game13.2ch.net/test/read.cgi/goverrpg/1204700445/ ■よくある質問 1・だんだんロード時間が増えてきたんですが ゲームのキャッシュをクリアしよう。 やり方は、ゲーム起動してBethesdaロゴが出るまでAボタンを押しっぱなし。 これをしないと、エリア間移動がロードが糞長くなったり、固まったり 画面も段々カクカクになってくる。 ※毎回キャッシュクリアするのは逆効果です。 ※セーブデータを少なくすると良くなるという報告もあります。 2・ステータスが下がってる 魔法メニューのアクティブエフェクトタブでステ低下の原因を確認。 病気 → 教会でお祈り or 疾病薬 or 病気治療魔法 or マンドレークの根を食べる 魔法 → 教会でお祈り(治らない場合アリ) or 能力値回復魔法 or 能力値回復薬 or 1つ目の効果に能力値回復効果のある錬金素材を食べる。 ※序盤の病気対策にはマンドレークの根がオススメ。大抵の錬金ショップで手に入り、値段も安く、重さも軽い。 また、装備品の中には装備している間ステータスを下げるものもあります。嫌なら外しましょう。 3・血友病/吸血病について 吸血鬼になりたくなかったら、寝る前にかならず教会でお祈りすること。 血友病(吸血鬼になる前の段階)はただの病気なので、教会が使えなくても疾病薬などで回復可能。 血友病が進行して吸血病(完全に吸血鬼化)になってしまったら、地獄の治療クエストをこなそう。やり方は 1のwikiを見よう。 必要なアイテムは錬金ショップや魔法ギルドなどを活用して調達。 なお、一度吸血病を治療すると、二度と吸血鬼にはなれなくなる。 4・教会でお祈り出来ないよ/聖騎士装備が使えなくなった/悪名を減らしたい 懸賞金がかかっていたり、悪名が名誉を上回っていると教会は利用できない。 聖騎士装備は悪名が2以上あると使えなくなる。 教会を利用するには、一般のクエストをこなして名誉を悪名より大きくし、懸賞金もなくせばいい。 悪名を0にするには、「九大神の騎士」の浄化クエストをやればいい。これは何度でもできる。 (アンヴィルの教会前にいる預言者から開始。スレでは「巡礼」とも呼ばれることも) 5・○○っていうアイテムはどこにある? 頻出例:(空の)極大魂石 リュウノシタ ベニバナソウ エクトプラズム 発光する塵 360wikiの検索機能を使って調べよう。検索の仕方はテンプレのどこかに書いてある。 検索しても見つからなかったら質問しよう。 ちなみに空の極大魂石は、ギルドや商店の展示品や宝箱以外ではなかなか見つからない。 どうしても困った人は、UESPを見れば詳しいことがわかる。 ■ 簡易版説明 説明書を読めば大抵の答えはわかります。 なお、このゲームの説明書は最初から最後までしっかり読むことをお勧めします。 答えは次の攻略サイト(wiki)にあるかもしれません http //www37.atwiki.jp/oblivionxbox360/pages/13.html を表示して、答えを探してみましょう。 360wikiは携帯電話でもウィルコムのPHS(ブラウザなしの機種を除く)でも表示できます。 ジャーナル(クエスト一覧)を開いて、自分が今やっているクエストの説明をもう一度読み直しましょう。 クエストの説明には、次のようなことが書いてありませんか? 1、どんなことに気をつけないといけないか (例:どこかをよく調べなければいけない、誰かに見つかってはならない) 2、いつ頃その場所に行ったらいいか 3、その他、クエストを進めるのに必要なポイント その質問の答えは、1つではありません。 あなたがどんな風に遊びたいのか、好みやプレイスタイル、 あなたのキャラクターのレベルや特徴や、これまでこなしたクエストなど、 人それぞれの理由により答えが違ってくるからです
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属性 闇属性 最大Lv 99 初期HP - 最大HP 6699 レアリティ ★6 タイプ 獣 初期攻撃力 - 最大攻撃力 3199 初期防御力 - 最大防御力 1899 初期スピード - 最大スピード 2619 +HP上限 3600 最大HP上限 10299 +攻撃力上限 300 最大攻撃力上限 3499 +防御力上限 600 最大防御力上限 2499 +スピード上限 690 最大スピード上限 3309 リーダースキル 美しきをはなむけに [闇属性かつ獣]のユニットのスキル攻撃力を55%アップ フォーススキル1 ダンス・マカブル 味方全体にクイックを1ターン付与する。1ターン後に発動。スキル後、自身に9ターンの間スタンを付与。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 - - - - - - - - - - ディレイターン 0 効果持続ターン - フォーススキル2 アトロパ・リーパー 味方全体のCT1遅延し、闇属性のn%全体攻撃。超高確率CT1遅延。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 進化前 [死の鋏]ベラドンナ - - - - - - - - - 166 通常進化 [闇夜の毒花]ベラドンナ ディレイターン 0 効果持続ターン - 幻獣契約 なし 特殊能力 2回行動[確定] / 再生キラー2回行動キラー 契約素材 - 契約使用先 - 入手方法 幻獣契約 備考 CV:小鹿 なお・★5当選確率が10%にUP! 新限定ユニット登場!ヒロイン・オブ・セントレアガチャ開催! ・キャラ列伝『紅蓮のアルケミスト』が登場!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=3243 k=2 資料 *公式最大ステータス。 + ※立ち絵画像差分。 *立ち絵画像差分。 + ※ 潜在解放ツリー 【効果】(5) ━【効果】(5) ━【効果】(15)┣【効果】(5)┗【効果】(5) ━【効果】(15) ━【効果】(20) ━【効果】(30)+[覇者の宝珠]or[同一ユニット]【1】 ※()内は[精鋭の宝珠]必要数 潜在開放後ステータス +HP上昇量 -% 最大HP - フォーススキル1 スキル名 +攻撃力上昇量 -% 最大攻撃力 - スキル効果 +防御力上昇量 -% 最大防御力 - +スピード上昇量 -% 最大スピード - ディレイターン - 効果持続ターン - +HP上限 - 最大HP上限 - フォーススキル2 スキル名 +攻撃力上限 - 最大攻撃力上限 - スキル効果 +防御力上限 - 最大防御力上限 - +スピード上限 - 最大スピード上限 - ディレイターン - 効果持続ターン - リーダースキル スキル名 特殊能力 - スキル効果 コメント 名前